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◆家紋の存在-2
【昔の家紋デザイナーについて】
きものなどに家紋を描く「上絵師」と呼ばれる職人が現代にもいます。
かつてはその上絵師が新たな家紋を考え、専用のコンパスで描き、素材への加工までを行っていました。
今では主に既存の家紋を描くところから加工するという過程のみとなっています。しかし、その作業は実に繊細で、技術とセンスが求められます。上絵師は日本のすばらしい伝統職のひとつと私は考えています。
現代でも稀に、お願いすれば新たな家紋を制作してくれる方もいらっしゃいます。
では昔の上絵師はどうやって家紋を考えたのでしょう?
家紋が生まれたばかりの頃はきっと専門の方はいなかったでしょうから、その後「家紋」という言葉が出来てからを想像してみました。打合せはやはり私と似たようなものでしょうか・・・。
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『うちの家紋を作って欲しい。戦いに勝つというような意味合いがあるものと、先祖代々祭っている桜の木を入れてくれ』
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『かしこまりました。では刀と桜はいかがでしょう?デザインは写実的にしますか?』
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打合せ内容は
「モチーフを何にするか」
「どういう思いを込めたいか」
「どういうデザイン(テイスト)が好きか」
言葉尻や雰囲気はもっとかしこまった感じで、込める思いも現代とは時代背景が全く違うから今に無いようなもが多かったかもしれません。しかし、家紋を生み出す為に必要な要素は変わらないだろうという考えに行き着きました。
私には家紋を描く専用の道具を使うことも伝統的な方法で素材に加工することも出来ません。しかし、昔の方と同じくらい思いを込めて家紋をデザインすることは出来ます。
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