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◆家紋の存在-3

【昔の家紋のモチーフの決め方】

昔から日本には縁起物が数多く存在します。お正月というキーワードだけで探しても「松」「竹」「縄」「餅」「昆布」「羽子板」・・・。動物だと「兎」「ねずみ」「虎」・・・それぞれに良い意味合いがあるのです。
例えば「ねずみ」、ねずみは大黒天という神の使いとされています。大黒天は五穀豊穣と商売繁盛の神であり、ねずみは食料を守ると言われています。ねずみ自体が商売繁盛の意味を持つ場合もあります。また、貯蓄・子孫繁栄という意味合いも同時に持っています。

なぜ日本には縁起物が多いのでしょう・・・。

日本は、全てのものに神が宿るという信仰や、ものを大事にする習慣、感謝の心を大事にする教えなどが代々伝えられてきました。その段階で作られた物語が今に残っていると考えられます。

動物に限らず植物、自然、器物、様々なものに意味がある為、家紋を作る際、自分に合ったものを見つけるのはさほど大変ではなかったと思われます。反対に現代では言い伝えも薄れ、物が氾濫している為、「これは!」というものを探し出すのに苦労する方が多いです。
しかし、既存の縁起物に拘らず、自分だけの縁起物というのもあっていいと思います。他人にとって無意味なもの、縁起の悪いものであっても本人やその家族にとってかけがえのないものであれば、それは縁起物となります。

「四」という数字は縁起が良いと感じますか?それとも悪い?
数字にもそれぞれ意味があります。「四」には「死に繋がる・死神」などの悪い意味もありますが逆に「幸せ・四神・四方位」などの良い意味がとても多く含まれています。それを持つものがどちらを信じるか、持つ人の気によってその効果が表れるのではないでしょうか。

昔でもこのように考える人間はいたと思います。私がその時代に生まれていた家紋デザイナーだったとしたら、そしてこのままの性格で生まれていたら、その人だけに通じるモチーフを提案していたと思います。
家紋のモチーフになっている縁起物は「縁起が良いからモチーフにした」が当たり前の考えになっていますが、「家紋の為に縁起の良い意味をつけてみたら一般化した」というような可能性もあると思います。・・・高い確率でそれはあると思うのですが、調べようはありません。

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